利回りの注意点
不動産投資にチャレンジする際には、複数の不動産を比較検討した上で購入することが重要になります。
その判断基準として利用されているのが、表面利回りと実質利回りを出す計算式です。
実際に不動産を購入し、家賃収入を得てからの利益を購入以前に比較することができますので、購入予定の不動産を比較するのにぴったりの手法になります。
しかし、万能に思われる利回りの計算も、注意しなければいけないポイントがあります。
最初に考慮しなければいけないのが築年数です。
築年数の古い不動産の場合には、購入金額が安くなりますので、利回りは高くなるでしょう。
しかし、古いということは、それだけメンテナンスに労力もお金も必要になります。そのため、不動産の状態をしっかりと確認し、古く、劣化が見えるため、壊れるかもしれないところ、すでに修繕が必要な所をピックアップし、修繕費用を算出した上で購入することが重要になります。
不動産投資は、駅チカ物件と、地方の物件とで利回りが異なります。
これは、需要と家賃との兼ね合いなのですが、違うエリアの不動産を比較すると、正確な判断が出来なくなってしまいます。
比較する場合には、同じエリアの不動産物件と利回りを比べ、そのエリアの相場よりも、1パーセントから2パーセント以上を目安とし、よりメリットの大きな不動産を購入するようにしましょう。